2016年9月 “還暦の年、感動の8月”

 8月11日、高校時代の全体同窓会が開かれました。8月に誕生日を迎える私は、還暦同窓会でもありました。同窓会が故郷の鹿児島市内で開かれるのは、毎年8月のお盆が始まる前日あたりです。

会場は鹿児島を一望できる標高108メートルのホテルで、毎年大勢の参加で会が盛りあがります。今回はさすがに、たくさんの同期生が出席しました。十数年以上ご無沙汰していた親友との再会の喜びは懐かしさでいっぱいです。

  8月は、記念の年にふさわしい、本当に嬉しい出来事の連続でした。

 89歳の母が、2か月半の入院生活に終止符をうち、自宅から姉たちの介助で電話をかけてきてくれました。「もしもしお母さん?」『あら、もしもし佳子さん?どうして電話をしたんかな。わからんね~』「お母さん、もしかしてお誕生日のお祝いで電話してくれたんじゃないの?」

 『あ~そうだった、そうだった!おめでとう!!何歳になった?』なんて聞いてきましたが、とても嬉しかったです。

 義姉と義妹と、子供たちからの心のこもった手紙と還暦記念のプレゼント。

 娘婿からはなんと私の大好物の新鮮な鮑。思う存分堪能させてくれました!

 若い頃一緒の会社で働いていた、年下の女性からの、プレゼントと食事のお誘い。

 そして娘家族と私たち夫婦での旅行も8月でした。このメンバーでの一泊旅行は初めての事で、この時も皆で楽しい時間を過ごしました。

 8月最後の日には義妹から、食事のお誘いを受けています。

 

 還暦の「還」は「かえる」「もどる」という意味で、「暦」は干支を意味します。

 干支は本来、甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸の十干と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を組み合わせたものをいいます。60通りの組み合わせがあって、60年で干支が一回りし、生まれ年の干支に戻ることから、「還暦」というようになったようです。還暦に赤い物が贈られる由来は、赤ちゃんに還る(生まれた年の干支に還る)という意味と、赤は魔除けの色とされていたためです。

  一ヶ月で一生分のお祝いをいただいたような感動の連続、、、、、

 これからも古希にむけて健康に楽しく過ごしたいものです。そして、この素晴らしい感動を周りに還元したいと思います。

                                                          (原口佳子)