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2013年7月 “「稲を育てる、人を育てる」”

2013年6月28日 金曜日

  5月下旬の「田植え」から1ヶ月、稲(苗)の背丈は伸び、株もずいぶん大きくなった。このまま順調に育てば今年の収穫は期待でき  そう・・・。もう、かれこれ20年近く「米つくり」をやっているが、毎年毎年試行錯誤。技術は多少向上していると思われるが、気温、日照、雨(水)、土、肥料、害虫・・・、変動要因が多く、なかなか思ったようにはいかない。

  9月中旬に稲刈り。乾燥、精米し、この「私が作った米」を農協に出荷する。同時に50人ほどの友人に送り、“これは旨い!”と喜んでもらうのが何より嬉しい。化学肥料は一切使わず、レンゲと有機肥料を肥やして“旨い米”つくりに精進する。

  「私が作った米」、実は私が作っているのではない。これは、地球が作っている、大地が育てている。私はただ、土を耕したり、水を管理したり、畔草を刈ったりしているだけである。そして何より、「米」はそのDNAで「米」になり、自分の意思で育っていく。私は、その環境づくりをするのである。

  田植えから1ヶ月を過ぎた頃「中干し」といって田圃を干す。水のない厳しい環境を作って稲の根を張らせる。そして台風にも倒れない強固な稲にする。

   「私が育てた子供」、「私が育てた社員」、そのように言うのは傲慢であり、烏滸がましい。彼らは自分自身で育ったのであり、親は、上司は、彼らが育つ際のサポートをしたに過ぎない。ただし、どのように育つかは、その関わり方による。ぬくぬくとした、ただ居心地の良い環境ばかりでは大人にはならず、ひ弱で自立しない「大きな子供」になる。逆に、常に厳しく安らかさを欠く環境のみでは、人も枯れる。両方が必要であり、バランスとタイミングが難しい。

  近年、このバランスが「優しさ」に傾き過ぎである。社会全体が母性化し、父性が足りない、「厳しさ」が足りない。家庭においても父親が父性をなくし、母性化し、二人の母親が子供を育てる(?)。その結果、若者は冒険せず、居心地の良い、与えられた環境に安住しようとする。

  自分の意思で育つ環境を作ろう。その関わり方をしよう。「お前はどう思う?(What do you think?)」、「君の意見は?」・・・。「自分で答えを出せる能力」をつけさせる。それが教育である。

                                                            ラーニング・システムズ株式会社                                                           

                                                              代表取締役社長 高原 要次

今月の視点 7月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2013年6月28日 金曜日

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今月の視点 6月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2013年5月31日 金曜日

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2013年6月“作物栽培を楽しむ”

2013年5月31日 金曜日

 野菜作りを始めて数年経ち、栽培する作物の数も量も以前に比べ増えてきました。

  

 入梅した今、我が家の畑では、雨が降り続く梅雨前に収穫する野菜が待っています。昨年11月に植え付けした苗が、冬の休眠を過ぎて春に大きく結球する野菜‘タマネギ’です。今年も、数百個の収穫を終えました。収穫後の畑には‘キュウリ’‘ナス’‘トマト’‘ピーマン’‘オクラ’‘ゴーヤ’等々の代表的な野菜の他に、3種類の‘パプリカ’と2種類の‘ズッキーニ’が嬉しそうに畑で育っています。

                                  

                                                                                                                     

 

 

 これらの夏野菜は、初春に畑に肥料を撒いて耕し、植え付けの準備をします。同時に、どの野菜を、畑のどこの場所に栽培しようかと、昨年の栽培ノートを眺めながら収穫時の畑を思い浮かべ、そして決めます。何故なら多くの作物が同じ場所に栽培出来ないからです。

もし同じ場所に栽培を続けると生育が悪く、病気にかかることが多くなるのです。うまく収穫できるまでに成長したとしても、収穫量は少なくなります。いわゆる「連作障害」といわれる現象です。原因はいろいろ考えられるそうです。一つはその種類の植物に感染する病原菌や害虫がそのあたりに集まってきて、病気になりやすくなることです。また、毎年、同じ養分を吸収するために、その種類の作物に必要な特定の養分が少なくなることです。さらに、植物が根から排泄物を出していることがあり、それらが蓄積して成長に害を与えることです。ですから多くの野菜は、連作されるのを嫌がるそうです。ナスやトマト、ピーマンなどは、連作を嫌がる代表的は野菜です。亡くなった義母からも聞いていましたが、昔から言い伝えられていた事に納得がいきます。

  

 私の作物つくりの腕前はまだまだです。いくら注意していてもすぐ虫がついたり、病気になったりします。近所の達人のおばあちゃん達の畑には、毎年素晴らしく立派な野菜が育っています。

それでも毎回試行錯誤して育て、新しい発見をし、珍しい作物に挑戦していきたいと思います。今日も始めて栽培した黄色のズッキーニを収穫しました。とても嬉しい一瞬です。

 自分で育てた野菜を口にしてくれる人たちが「美味しい」と言ってくれる私の喜びは大きいです。(原口佳子)

ラーニング・フォーラム2013 ”困難をパワーに変える!” を開催いたします。

2013年4月30日 火曜日

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今月の視点 5月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2013年4月30日 火曜日

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2013年5月 “営業担当者の普段の言動、組織の目指す望ましいスキルに当てはまっていますか?”

2013年4月30日 火曜日

 2013年もすでに4ヶ月が経過した。4月には将来の組織を担う新入社員も入社、導入と基礎研修が終了し、そろそろ配属となる時期である。また昨今の営業力強化の流れで、異動によって新しく職種変更を伴い、スタッフ・技術部門から営業部門へ配属になった方もいるだろう。会社(組織)としては、営業担当者の早期戦力化が期待される。

 ところで、自社の営業担当者の普段の言動が、それぞれの会社の戦略や目的、目標達成に向けて、望ましいスキルに当てはまっているかどうか、把握されたことがあるだろうか?

 目標達成度、同行訪問、営業日報、ミーティング・・・、営業担当者や上司の見方・受け取り方、さらには期待レベルによっても捉え方が違うだろう。

 恐らく、個々のスキルについては自分自身が一番理解しており、成功・失敗の原因は自分なりに把握できているのではないだろうか。しかし、繰り返し成果を上げる、個人対個人の営業ではなく、組織対組織の営業活動で成果を上げていくとなれば、個々の営業スキルについて、自社の営業スタイルや状況にあった標準的なガイドラインをもっておくことが有効ではないかと考える。

 今回は、“営業力強化”の手掛かりを見つけるために、個々の営業スキルを測定するアセスメントについてご紹介したい。

 『SSR(Sales Skills Review)営業スキル調査』

 1.調査の目的

  ・営業担当者の普段の言動が、それぞれの会社の置かれた営業場面・状況から見て、望ましいスキルに当てはまっているかどうか  

   を測定し、その結果から営業力強化の手掛かりを見つけ出す。

 2.測定の効果

  ①従来測定しにくかった営業担当者のBehavior(言動)の品質を測定することで、今ま気がつかなかった営業担当者の新たな課題  

   を把握することができる。

  ②営業担当者の営業スキルの強みや弱みが分かる。

  ③映像を用いた調査方法のため、従来の文字情報を基にした調査に比べ、自己投影しやすくなる。その結果、歪曲された回答を防 

    ぐことができ、実際のレベルと近似した調査結果を得ることができる。

 3.調査方法・調査期間・調査結果

  ・Webシミュレーション方式

  ・Web配信から調査結果を提示するまで約1ヶ月

  ・営業担当者本人用及び組織用

 

 

 

 

 営業力強化の1つの道具として、お試し頂くのはいかがでしょうか?

                                                   パフォーマンス・コンサルタント 菊池 政司

                

2013年4月 『トップメッセージ』を更新しました。

2013年3月29日 金曜日

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今月の視点 4月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2013年3月29日 金曜日

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2013年4月 “「答えを教えてください」シンドローム”

2013年3月29日 金曜日

  “最近の若者は・・・”という表現は、エジプトのパピルスにも書かれているので、太古の昔からの常套句かもしれない。しかし、敢えて言わせてもらうが、“最近の若者は、すぐに答えを教えてもらいたがる、自分で考えようとしない、困ったものだ!”。ビジネスの場面でも、社会生活の場面でも、“何をすればいいですか?”、“どうすればいいですか?”、“言ってもらえばやりますから・・・”と、短絡的に答えを知ろうとする。それを彼らは効率的だと思っている。 この「答えを教えてください」シンドローム(症候群)は、効率的なのではなく、思考することを放棄した、稚拙な問答でしかありえない。

  複数の中から自分の責任でどれかを選択する、あるいは独自の案を複数出す、という習慣が乏しい。ある一つのことを他の要素も考えずに行う。上手く行った時はいいが、上手く行かなかった時は、他人のせいにし、時として脆くも砕け散る。人生は、上手く行かないことの方が多く、知らないことばかりなのに。ビジネスは、いつも状況が変化しており、相手の意向に沿わなければ、進まないのに。

  カーナビで目的地をセットすれば、自動的にルートを案内してくれて、その場所に連れていってくれる。わからないことがあったら、インターネットで検索すれば、答えを表示してくれる。その答えを切り貼りすれば、一応レポートの体裁は整う。

  しかし、人生にナビはない、自分で人生を切り拓くのである。敢えて言えば、自分の人生のナビゲーターは自分である。ビジネスの答えはひとつではない。いくつもの要素を考え、組合せ、予測し、仮説と検証の繰り返しの中で、ベストな答えを自分の責任で選ぶのである。

 若者よ、時には、ナビもネットもスマホも使わず、日本の地図を頭に入れて、時刻表を見ながら旅をするのも、いいものだぞ・・・。

                                                               

                                ラーニング・システムズ株式会社

                                  代表取締役社長 高原 要次