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ストレスから解放され、高い生産性を維持するための解決策~ストレスフリーの仕事術 ワークフロー編~

2014年7月31日 木曜日

 仕事を進める上での基本的な考え方に「プライオリティ(優先順位)」という視点がある。ビジネスにおいては、複数の仕事を同時進行で処理していくことが殆どであるが、その際に“緊急度と重要度”で分類し、プライオリティの中で確実に仕事をこなしていく考え方である。但し、次から次へとやらなければならない事が多く出てくると、緊急に振り回され、重要度は高いけれども緊急でないと判断したものは後回しになり、一向に手が付けられないことも多くあるのではないだろうか。この状態からいつまでたっても解放されることがなく、常に色々な事が頭に浮かび、最終的に許容範囲を超えてしまった場合には、ストレスを抱え、集中力を無くし、結果、生産性を落としてしまうことになる。

  このような状態を解決するためには大きくは2つのポイントがある。

  ①「気になる事」を残さず、いかに手軽に整理できるようにするか?

  ②整理できた状態をどう維持するか?

である。今回はこの2つを実践できるようにし、生産性を高めるための仕事術「GTD®:Getting Things Done」をご紹介したい。

  GTD®は、次々起こる案件に追われる、またそれらが頭に思い浮かんでしまい集中すべき事に集中できない状況を改善してくれる画期的な仕事術である。ポイントは、「気になる事」を頭に残さず、一旦頭の外において、いかに集中すべき事に集中できるかである。

  「GTDワークフロー」

  ●収集する: 新たに発生する仕事、気になる事をすべて集める 。

  ●仕分ける: 行動が必要なものかどうか、どのように行動するかを仕分ける。

  ●収納する: いつでも行動または処理できるように、整理しておく。

  ●更新する: 定期的に最新の状態に、収集~収納するまでを行う。

  ●選択する: 状況、優先順位に合わせて最適な行動・処理を選択する。

 私自身もこれまでToDoリストに日々書き出していたが、デイリーや項目単位の書き出しで終わってしまい、“どのように行動するか”まで落とせていないため、未処理の仕事が溜まる傾向があった。GTDワークフローを使って“どのように行動するか”を仕分け、整理することで、気になる事を一旦頭の外に出し、日々のストレスから解放されることが期待できる。

  GTDホームページはこちらから

                                                          (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

今月の視点 7月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2014年6月30日 月曜日

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2014年7月 “『大学で学ぶ・・・』”

2014年6月30日 月曜日

 以前、マドリードの西北西200キロのサラマンカに行ったことがある。この町のサラマンカ大学に通う息子に会うためである。この町は世界遺産に登録されている文字通りの大学の街、大学と教会群が醸し出す中世の雰囲気と街の佇まいに感銘をうけた。そして何より、「大学」というものの認識を、改めて考えさせられた。

 高等教育の歴史を辿れば、最古の機関は紀元前の古代インドの「タキシラ」や「ナーランダ」であり、ギリシャの哲学者プラトンが作った「アカデミア」が有名である。日本では7世紀の天智天皇の治世に「大学寮」が創設されている。現在の「大学」であるuniversityとしては、イタリアの自由都市国家ボローニャの市民たちによって開設されたボローニャ大学(1088年)が最初で、他にイングランドのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、フランスのパリ大学、そしてスペインのサラマンカ大学が歴史ある大学の代表である。

 驚くべきことに、ボローニャ大学は学生達がお金を出し合って教師を雇って運営されていたらしい。さらに言えば、大学の方が近代国家より先に成立している。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学の成立は12,13世紀で、イングランドとスコットランドとが同君連合になるのは1603年、アメリカでもハーバード大学の成立は独立以前にさかのぼる。つまり、国家が大学を作ったのではなく、大学が近代国家をつくった。

 翻って日本はどうか。1886年に帝国大学令での東京大学に始まり順次帝国大学が設置されていくが、その目的は西洋から近代国家のあり方を学び、それを日本に移植することである。その最高学府として国家が「大学」を設置し、お雇い外国人講師、西洋文献の翻訳から始めた。更に国家や産業にとっての有用性が重視され工学部、農学部への広がった総合大学へと発展した。明治期、国家の存亡をかけて近代化に取り組んだ我が国にとって、この大学制度は必須の要件だったかもしれない。医学、化学、農学等で世界に先駆けた研究もなされたし、それなりに功を奏した。

 しかし今、大学のありよう、学生の学び方を変える必要がある。大学が「将来を支える人材を育成する専門機関」であるならば、単に講義を受けて単位を取得して大学を卒業するのではなく、「学び方を学び」、「考える力を身に付け」、「アウトプットの能力のある」学生になって卒業してほしい。そして、彼らがリーダーとなって、日本の“新しい明日”を創って欲しい。

 

                                                              ラーニング・システムズ株式会社

                                                               代表取締役社長 高原 要次

 

 

2014年度 公開講座開催スケジュールが決定しました!

2014年6月18日 水曜日

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ホームページをリニューアルしました!

2014年6月16日 月曜日

ラーニング・フォーラム2014ご案内メッセージ

2014年6月2日 月曜日

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今月の視点 6月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2014年5月30日 金曜日

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2014年6月 “ 八十八夜に飲むお茶 ”

2014年5月30日 金曜日

 新茶が出回る時期になると、家の裏にある茶畑の新芽も、ぐいぐい伸びてきます。あまり広くはないですが、我が家にも茶畑があります。昔はお茶葉も自前で一年分を作っていたそうです。今年も縁起の良い、自家製八十八夜のお茶を作ることにしました。

 立春から数えて88日目の、5月1日~3日頃を八十八夜と言います。お茶の木は3月~4月に目が伸び始め、4月後半~5月に1番茶を摘むようになります。霜のなくなる安定した気候の訪れる時期で、今年は八十八夜が5月2日でしたので、2日間かけて新芽を摘み取りました。

摘んだ茶葉は厚手の鉄なべを熱してから(茶葉を入れた瞬間パチパチと音がするくらい)茶葉を入れ、手早く焦げないように撹拌し、炒ります。しんなりした茶葉はゴザの上で体重をかけてしばらく揉み、それを広げて日に干します。ある程度乾燥したら鉄なべに戻し、今度は出来るだけ弱火にして充分に乾燥させて完成です。

 義母が元気な頃は、現在よりお茶の木が多かったので、何日もかけて手摘みをしました。手摘みする義母の手つきとスピードに驚いたものです。新芽だけを摘み取る手際のよさに見とれてしまうほどです。そして炒って揉んで乾燥させるという工程を義母は何度もやっていましたが、私はそんなに上手には出来ません。けれどもその日に飲むお茶は自分で摘んだ満足感も重なり、香りも味もとても良いです。

 お茶の歴史は1200年にもなるそうですが、木は生命力の強い木で、葉を摘んでもまた新たに新芽が伸びてきます。そのため、日本では1年に3回ほど茶摘みが行われています。今年初めて萌え出た新芽からつくられる一番茶が新茶と呼ばれ、テアニンなどのアミノ酸を多く含む最も香味豊かなお茶とされます。その後、二番茶(6月中旬~7月中旬)、三番茶(7月中旬~8月下旬)と続きます。

  「夏も近づく八十八夜~♪・・・・」 

八十八夜に自分で摘んだ茶葉で、季節を感じながらゆっくり新茶を飲む、最高です。

                                                                         (原口佳子)

 

 

ラーニング・フォーラム2014のテーマ及び概要が決定しました。

2014年4月30日 水曜日

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今月の視点 5月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2014年4月30日 水曜日

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