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2014年12月 “ ★星野村を知る旅★ ”

2014年11月28日 金曜日

 今年10月、30年来の交友があるご夫婦に誘われて、福岡県八女市星野村を訪ねる旅をして来ました。久し振りのドライブです。ご主人が星野村の出身だということで、私をいろいろな所に案内してくれました。そしてここで、貴重な情報を得ることが出来るとは、思ってもいませんでした。

 

 星野玉露茶で知られる星野村は福岡県の南部で大分県との県境部に位置し、ほとんどが山地です。目に映る茶畑と山の斜面に築かれた棚田、そして山々が織りなす緑の色合いが目を和ませてくれます。私も、ご主人の親戚が経営しているというお茶屋で玉露を飲みました。飲んだ後の茶葉をポン酢でいただくという、これもまた初めての体験をしましたが、香り豊かで、茶葉がとても柔らかいのにはびっくりしました。

 

 この時期に開催されるダリア展の会場から、麓へ散策していると、「平和の塔」の案内版が見えて来るではないですか。広島や長崎にしかないと思っていたものが星野村にあるとは驚きです! 近寄ってみると‘火が燃えています。説明を聞くと、これは星野村出身で当時兵役についていた男性が、広島で書店を営んでいた叔父の消息を求めて被爆後の広島に入市し、同書店の地下倉庫跡で燻っていた火を懐炉に移し、星野村に持ち帰ったことが始まりだとか。どうしても見つからなかった叔父の遺骨代わりにと持ち帰り、戦後ずっと自宅の仏壇や火鉢、かまどにともして守ってきたそうです。それから「平和の火」として1968年星野村が引き継ぎ、市町村合併に伴い、現在八女市が引き継いで管理しているそうです。

 

 ある地域が「日本の棚田百選」にも選出されているという星野村。

 「日本で最も美しい村連合」に加盟している星野村。

昼でも金星や明るい恒星が観測されるとの事で、天文台にも行くことが叶いましたし、今から730年ほど前開発された星野金山採鉱跡を見ることもできました。そして、原爆の火が“平和の火”が、意外にもこの星野村で今日まで絶えることなく燃え続け、またここから分火されている事などを知りました。

 

 今回このような楽しい体験と勉強をさせて下さったお二人に感謝申し上げます。

                                                                    (原口佳子)

      

 

 

営業組織の課題と解決策を掴む手掛かり

2014年11月4日 火曜日

 2013年10月 「営業の見える化(可視化)」というテーマで解決への手掛かりとしてTABSを紹介した。今回はその続編となるが、“営業担当者が目標を達成するために重要で、どれも欠かすことのできないパフォーマンス(=期待される成果につながる一連の言動)の要素”をさらに詳しく紹介していきたい。弊社のホームページにアクセス頂くキーワードに、「営業の問題/課題」を上げるお客様が増えている。2014年も11月になり、次年度の計画策定に向けた営業活動に熱が入る時期でもある。

 ここで、再度TABSについて確認すると、

            G(目標)=T×A×B×S

                    T (Targeting)      : ターゲティング  

                    A (Amount)       : 訪問の量

                    B (Behavior)       : 面談の質

                    S(Self-Contorol)   : 自己管理        の4要素である。

(1)T(ターゲティング)・・・目標達成のために訪問するお客様を選定する

 手当たり次第にリストアップするのではなく、組織の方針や戦略に沿った絞り込みになっているか、マーケット(顧客市場)が分析できているか大きく業績に寄与するのか、さらに長期的取引が見込める等、ターゲティングの基準を明確にすることである。もちろん、訪問結果により期中のターゲットの見直しも必須である。

(2)A(訪問の量)・・・ターゲティングのお客様に対して訪問の量を設定、実行する

 ここで重要なことは「予め計画が立てられる訪問」か「計画が立てられない訪問」かを営業担当者が自分なりに確認することである。稼働日数は決ま っており、提案書等の資料作成時間や社内会議の時間を除けば月間の営業活動日数は限られる。訪問量の確保と進捗管理が大切である。

(3)B(面談の質)・・・面談を通して、よい影響を与え、問題解決のお手伝いをする

  「誰に何をどのように話すのか」。訪問目的や面談相手の選定と訪問準備、ニーズ喚起や的外れにならない提案内容が成果につながる。TABSの中でも最も難易度が高く、面談のスキルを駆使することが求められる。基本スキルの修得と顧客ニーズに合わせたスキルの実践(応用)が重要である。

(4)S(自己管理)・・・目標達成に向けて自己の行動を振り返り、行動の修正を図る

  最も重要な要素かもしれない。自分自身の行動を客観的に見ることができたり、強い目標達成意欲と努力、顧客とのウィンウィンの追求である。途中 の軌道修正や高いストレス耐性も必要である。一番のポイントは「内罰(自責)思考」である。

 

  営業活動の問題点を、経験から感覚的に掴めていることも当然あると思うが、具体的な内容をアセスメントにより特定することも大切である。営業担当者自身の見方と上司が部下の営業活動を見た時のギャップもあるだろう。

  この機会にTABS「営業力調査」(営業担当者と上司への質問)を活用し、御社の課題の特定と解決への手掛かりを掴んでみてはいかがでしょうか。

                                                      (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

今月の視点 10月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2014年11月4日 火曜日

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今月の視点 10月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2014年9月30日 火曜日

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2014年10月 『西郷隆盛と佐藤一斎』

2014年9月30日 火曜日

 書生時代を鹿児島で過ごし、桜島を仰ぎながら彼の地の歴史や風土に馴染み、自己の将来を模索したことは、その後の人生に大きな価値をもたらした。特に幕末・明治の薩摩の志士たちの物語に大きく影響された。西郷隆盛(吉之助)と大久保利通(正助)が代表であるが、私が抱く二人の人物像は司馬遼太郎や海音寺潮五郎の歴史小説から作られたものである。

  特に鹿児島では西郷隆盛の人気が高い。西南戦争の悲劇性や風貌からくる親しみもあるが、何と言ってもその人間性や器の大きさであろう。では、西郷の人間性や器の大きさを作りあげたのは何だったのか。今まで深く考えることのなく、薩摩の郷中教育や藩主である島津斉彬の影響、奄美大島・沖永良部島への流罪の体験、徳川討幕や明治政府設立の働きの中で培われた総合的なものだと思っていた。多分間違ってはいない。しかし、本質ではない。 では、本質的なものは何か。それは、佐藤一斎の書物「言志四録」である。 

 

 西郷は、遠島にあった時に行李3つ分の書物を持参したらしいが、その中に「言志四録」があり、獄中で繰り返し繰り返しこれを読み、特に琴線に触れた101条を抜き書きして、座右の箴とし「手抄言志録」としていた。「言志後録」の210条に“識量は知識と自から別なり。知識は外に在りて、識量は内に在り”と書かれている。識量とは、見識、胆識とも言われるもので、知識が経験と修行を経て、その人の血となり肉となってできあがるものである。西郷は、「言志四録」をまずは知識として吸収し、経験と修行を通して自己を作り上げ、その究極の言葉が“敬天愛人”なのである。

 「言志四録」とは、「言志録」、「言志後録」、「言志晩録」、「言志耋録」の四書の総称である。「言志晩録」の第60条に、“少くして学べば、則ち壮にして為すことあり、壮にして学べば、則ち老いて衰えず、老いて学べば、則ち死して朽ちず”とある、世に“三学戒”と言われる文章である。文字通り学びが人生を作る。

 

                                                             ラーニング・システムズ株式会社

                                                               代表取締役社長 高原 要次

 

「Facet5」「GTD」の紹介(体験)セミナーを開催します。

2014年9月21日 日曜日

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ラーニング・フォーラム2014 “道を作る、明日を創る” 開催のご報告

2014年9月5日 金曜日

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2014年9月 “ 心に残る優しい言動 ”

2014年8月29日 金曜日

 帰省先の鹿児島で乗った車内の出来事です。電車に乗っていると運転手さんが中年の女性に「次で良いから、今度乗ったときに一緒に払ってくださいね」と声掛けをしています。お礼を述べたその女性は、今度は、私の隣に座っている女性にお礼を言っています。「有難うございます。せっかくいただいたけど、このお金はお返しします。運転手さんが、今度一緒に払えば良いと言われたから・・」ともう一人の女性にお礼を言っていました。この中年の女性は小銭がなく車内で両替しようとしたのですが、両替機が故障だったようです。困っていたところ、隣に座っていた女性が何の躊躇もなく運賃を差し出したのです!「お互いさまですから使って下さい・・・」

 私は鹿児島生まれ。小学校3年生から大学卒業までの14年間、市内を走る電車で通学しました。最初の登校日、私の降りる駅が終着駅とは知らず、「ここで降りますから!」・「降ろしてください!」と声を張り上げると大人の人は優しく道を開けてくれました。今では赤面する思いです。中学・高校時代は、重い通学カバンを下げていると、座っている人が必ず「持ちましょう」とカバンを膝に置いてくれたし、年配の人が乗車すると、さっと席を立って譲るのが当たり前でした。現在はというと、ズボンを腰まで下ろしている、ちょっと強面の男の子が、お年寄りに席を譲る光景をよく見かけます。鹿児島はまだまだ捨てたものじゃないなと思いました。私も良いところで育ったなと故郷に感謝です。こういう場面に出くわすと本当に心が和みます。

道を我が物のように歩く’‘自分だけの道だと勘違いして車を運転する’‘電車に乗っても席を譲らない、大きな声でお喋りする’‘エレベーターで、他の人に代わって「開」「閉」のボタンを押してもらってもお礼を言わない’等々を見聞きする事が増えてきました。残念なことです。

  現在のわが国は、自分勝手で自己中心的な考え方で、行動し過ぎているような気がします。落ち着いた態度、節度、言葉づかい、周囲への気配り、気遣い、謙虚さ、礼儀正しさなどの心に残る優しい言動はどこで養われるのでしょうか。家庭や学校、社会に於いて教育の見直しが必要なのではないかと思うのです。

                                                                                                                                                                                  (原口佳子)

今月の視点 9月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2014年8月29日 金曜日

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今月の視点 8月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2014年7月31日 木曜日

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