投稿者のアーカイブ

今月の視点 3月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2015年2月27日 金曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

2015年3月   “ お地蔵さま”

2015年2月27日 金曜日

 お地蔵さんは、町と村の境界、街道の入り口でよく見かけますが、私が住んでいる家のすぐ近くにもお地蔵さまがいます。今から75年ほど前、子供たちの火遊びが原因で、昔の我が家を含め、何件かが焼けました。ちょうど風が強い日で、風上からあっと言う間に火が広がったそうです。亡くなった人はいませんでしたが、子供や村を守るために置かれたという事です。

 毎月1日に、ご近所のおばあちゃん達に混じって、お参りに行きます。先ず、祠(ほこら)の周りをほうきで掃き、花の水を替え、綺麗にした後、お供えをします。次にお賽銭を入れ線香を立て、おばあちゃんの後に続いてお経を唱えるのです。「オンカカカビサンマエイカ・・・・」という真言(仏の言葉で類まれな尊いお地蔵さま、という意味だそうです)と、般若心経を唱えています。私は未だに上手に唱えることが出来ませんが、それぞれ個人のお願い事と感謝の気持ちを伝えます。お地蔵さまのお顔はいつも微笑んでいるような気がします。

 お地蔵さまと親しまれている地蔵菩薩は、「釈尊入滅後、時代の救世主である弥勒菩薩が56億7000万年の後に出世するまでの間をつなぐ仏様」らしいのです。ですから、地蔵菩薩は、来世で浄土を約束する阿弥陀如来や、将来ずっと先に我々を導いてくれる弥勒菩薩と違って、今 この世でもだえ苦しんでいる非力な我々を助けてくれる仏なのです。

 道端のお地蔵さまは、旅人が道に迷わないように見守って下さいます。またお地蔵さまは、子供と関わり深く、子供を守る仏様として信仰の対象になっているようです。ですから自分の子供が元気に育つようにと、お地蔵さまによだれかけを奉納するのはそのためで、丸い頭に頭巾をかぶせてもらっているお地蔵さんもいます。

 毎月1回ですが、火事があった5月には、お弁当と持ち寄りのお茶とお菓子で話が弾みます。おばあちゃんたちの時代から、子供を始め、皆の幸せを何十年も祈ってくれているのだと感謝の念でいっぱいになります。お地蔵さまは、人々を見守るだけでなく、悲しみを救済することも役目のひとつなんですね。どんな願いをするかは、皆それぞれあると思いますが、自分自身の事だけではなく、他の皆が幸せになるように願うことが、お地蔵さまの願いなのだろうと思います。

 役割がちゃんとあると認識すると、これから旅先でお地蔵さまに出会ったら、素通りしないで手を合わせてみるのも良いかも知れませんね。

                                                                           (原口佳子)

 

パーソナリティ診断ツールをチームビルディングに活かす

2015年1月31日 土曜日

 丁度1年前の2014年1月「パーソナリティ(個人特性)診断結果を仕事に活かす手掛かり」をテーマに、パーソナリティ診断ツール「Facet5」を紹介した。これは「ビッグ5理論」をベースにして“仕事に役立てること”を想定して作成された個人特性診断ツールであり、リーダーシップ開発やチームビルディングに活かす目的として、世界中の組織やコンサルティング会社で活用されている。内容については前回のレポートをご覧頂きたいが、今回はその第2弾、どのようにして「Facet5をチームビルディングに活かす」のか、その方法を紹介したい。

 そもそもチームの定義は何か・・・? それは「目的を共有している人の集まり」である。

従って、チームとして機能する1つ目の要素としては、「共通目的」がある。目的や目標があっても単に数字だけが独り歩きし、それがメンバー全員に共有されて(腹に落ちて)いなければチームとして機能していないことになる。2つ目の要素は「協働意欲」、“メンバーと一緒に頑張ろう”という気持ちである。どのようにしてチームや組織に貢献したいか、目標の達成に向けてエネルギーや自分の強みをどのように注ぐかということになる。3つ目は「コミュニケーション」、活発なコミュニケーションを通じて考え方ややるべきことをチーム内で調整することである。以上の3要素をチームとして機能させるために、つまりチームビルディングには、メンバー同士の相互理解が不可欠と言える。

 相互理解を深めていく道具として、Facet5ではオプションに「Team Scape」がある。チームのパフォーマンスの向上や改善を目的に、チームメンバーの個人の関係とお互いの理解を助けるのに活用できる。「Team
Scape」では、3つの方法でチームメンバーを比較し、分析等を通して、お互いの理解を深めていくデータが明確に示される。

    ①オーバーレイ・・・・・メンバーのファミリー像を比較し、メーンバーのスコアの開き度合いや支配的なファクター(軸の高低)を見つけることができる。

    ②スナップショット・・・チーム内で自分自身が、メンバーの互いのスタイルをどのように捉えているかを見ることができる。他のメンバーの位置が近いほどスタイルが似ている。

    ③チームスケープ・・・・ワークサイクル(※)への自分自身の貢献度を見ます。四角形の大きさで表示され、メンバー個人が最も、かつ自然にチームに貢献できるプロセスを見ることができる。

   ※ワークサイクルとは、チームの目的が何であれ、チームは①アイデアを考え出し、②選択肢を評価し、③意思決定を行い、④それを実行する。こ の4段階を1つのサイクルとして回していくプロセスと考える。

 チームスケープは、このワークサイクルへの自分自身の貢献度を見ることができる。

「Team Scape」の3つの方法を使い、メンバー同士がお互いにフィードバックや議論をし合うことで、有効性の高いチームビルディングを実現できるのではないだろうか。特に③チームスケープは、メンバーがどの領域に分布しているかで、典型的な行動を具体的に把握でき、強みを活かせる(有効な)場面(仕事)がどのような時か、目的に応じてメンバーを選抜することも可能になる。

チームビルディングを行っていく上で、まず何から手をつけてよいのか分からない時、「TeamScape」はその具体的な行動レベルの手掛かりを示してくれる。

 

                                                          (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

今月の視点 2月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2015年1月31日 土曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

2015年1月 『人は人で磨かれる、人は仕事で磨かれる』

2014年12月28日 日曜日

 学生時代の仲間5人で、母校に乗り込み「就職支援セミナー」を行う。今は、それぞれの会社で経営職に就いており、自分の体験(特に失敗)を基に時代を担う学生達にメッセージを送る予定。

 言いたいことは3つ。①しっかり学べ②やってみろ、トライしろ③気概をもて。

 大学は高校時代の延長ではない。単に知識の量を増やすのではなく、学ぶ自由・学ばぬ自由も含め自分の責任で、学ぶのである。いわば“自分自身でいかに考えるかを学ぶ”、そして知性を磨く。知識とは、言葉で表せるものであり、書物から学べるもの。知恵とは言葉で表せないものであり、経験からしか掴めない、やってみなければ分からない。知性の本質は知識ではなく、知恵である。しっかり学べ、かってみろ、てトライしろ、と言いたい。

“最近の若者は・・・”とは、古代エジプトのパピルスにも書かれているように、古今東西での常套句。敢えて言わせてもらう、“最近の若者は”直ぐに答えを求めたがる。どうすればいいですか?何が正解ですか?言ってください、言われればやりますから・・・。嘆かわしいことである。自分で考え、意思を持て、「君はどう思う、君の考えは!」を問いたい。

 われわれ5人すべてが、学生時代に1年間休学して南米に行っている。“何故、その時代に1年間休学して南米に行ったのですか?”“学生時代に海外に行ったことは、その後どんな役に立ちましたか?”と訊かれる。集約すれば、その答えは「視野が広がった」ということになるが、我々は得か損かで行動したのではない。何かのメリットを求めて渡航したのではない。秘めたる何かに突き動かされて、飛び出したのである。

  「視野が広がる」とは、見える範囲(角度)が広くなる、というのが第一義である(横に広がる)が、二義的には時間軸が長くなるということである。今だけではなく、10年後、20年後まで思考範囲が伸びる(縦に広がる)。そして第三義として、思考が深まる。海外に出ると日本に対する思考が深まる。人と交わると、自己を内観し、自己理解が深まる(深くなる)。

 学び、気づいて、行動が変わり、成長する。

 学生諸君、しっかり学べ、やってみろ・トライしろ、気概をもて!そして、しっかり仕事しろ!

“人は人で磨かれる”、“人は仕事で磨かれる”。これは丹羽宇一郎氏(元伊藤忠商事社長、前中国大使)の言葉である。

 

                                                             ラーニング・システムズ株式会社

                                                              代表取締役社長 高原 要次

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                   丹羽宇一郎 氏

今月の視点 1月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2014年12月28日 日曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

今月の視点 12月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2014年11月28日 金曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

2014年12月 “ ★星野村を知る旅★ ”

2014年11月28日 金曜日

 今年10月、30年来の交友があるご夫婦に誘われて、福岡県八女市星野村を訪ねる旅をして来ました。久し振りのドライブです。ご主人が星野村の出身だということで、私をいろいろな所に案内してくれました。そしてここで、貴重な情報を得ることが出来るとは、思ってもいませんでした。

 

 星野玉露茶で知られる星野村は福岡県の南部で大分県との県境部に位置し、ほとんどが山地です。目に映る茶畑と山の斜面に築かれた棚田、そして山々が織りなす緑の色合いが目を和ませてくれます。私も、ご主人の親戚が経営しているというお茶屋で玉露を飲みました。飲んだ後の茶葉をポン酢でいただくという、これもまた初めての体験をしましたが、香り豊かで、茶葉がとても柔らかいのにはびっくりしました。

 

 この時期に開催されるダリア展の会場から、麓へ散策していると、「平和の塔」の案内版が見えて来るではないですか。広島や長崎にしかないと思っていたものが星野村にあるとは驚きです! 近寄ってみると‘火が燃えています。説明を聞くと、これは星野村出身で当時兵役についていた男性が、広島で書店を営んでいた叔父の消息を求めて被爆後の広島に入市し、同書店の地下倉庫跡で燻っていた火を懐炉に移し、星野村に持ち帰ったことが始まりだとか。どうしても見つからなかった叔父の遺骨代わりにと持ち帰り、戦後ずっと自宅の仏壇や火鉢、かまどにともして守ってきたそうです。それから「平和の火」として1968年星野村が引き継ぎ、市町村合併に伴い、現在八女市が引き継いで管理しているそうです。

 

 ある地域が「日本の棚田百選」にも選出されているという星野村。

 「日本で最も美しい村連合」に加盟している星野村。

昼でも金星や明るい恒星が観測されるとの事で、天文台にも行くことが叶いましたし、今から730年ほど前開発された星野金山採鉱跡を見ることもできました。そして、原爆の火が“平和の火”が、意外にもこの星野村で今日まで絶えることなく燃え続け、またここから分火されている事などを知りました。

 

 今回このような楽しい体験と勉強をさせて下さったお二人に感謝申し上げます。

                                                                    (原口佳子)

      

 

 

営業組織の課題と解決策を掴む手掛かり

2014年11月4日 火曜日

 2013年10月 「営業の見える化(可視化)」というテーマで解決への手掛かりとしてTABSを紹介した。今回はその続編となるが、“営業担当者が目標を達成するために重要で、どれも欠かすことのできないパフォーマンス(=期待される成果につながる一連の言動)の要素”をさらに詳しく紹介していきたい。弊社のホームページにアクセス頂くキーワードに、「営業の問題/課題」を上げるお客様が増えている。2014年も11月になり、次年度の計画策定に向けた営業活動に熱が入る時期でもある。

 ここで、再度TABSについて確認すると、

            G(目標)=T×A×B×S

                    T (Targeting)      : ターゲティング  

                    A (Amount)       : 訪問の量

                    B (Behavior)       : 面談の質

                    S(Self-Contorol)   : 自己管理        の4要素である。

(1)T(ターゲティング)・・・目標達成のために訪問するお客様を選定する

 手当たり次第にリストアップするのではなく、組織の方針や戦略に沿った絞り込みになっているか、マーケット(顧客市場)が分析できているか大きく業績に寄与するのか、さらに長期的取引が見込める等、ターゲティングの基準を明確にすることである。もちろん、訪問結果により期中のターゲットの見直しも必須である。

(2)A(訪問の量)・・・ターゲティングのお客様に対して訪問の量を設定、実行する

 ここで重要なことは「予め計画が立てられる訪問」か「計画が立てられない訪問」かを営業担当者が自分なりに確認することである。稼働日数は決ま っており、提案書等の資料作成時間や社内会議の時間を除けば月間の営業活動日数は限られる。訪問量の確保と進捗管理が大切である。

(3)B(面談の質)・・・面談を通して、よい影響を与え、問題解決のお手伝いをする

  「誰に何をどのように話すのか」。訪問目的や面談相手の選定と訪問準備、ニーズ喚起や的外れにならない提案内容が成果につながる。TABSの中でも最も難易度が高く、面談のスキルを駆使することが求められる。基本スキルの修得と顧客ニーズに合わせたスキルの実践(応用)が重要である。

(4)S(自己管理)・・・目標達成に向けて自己の行動を振り返り、行動の修正を図る

  最も重要な要素かもしれない。自分自身の行動を客観的に見ることができたり、強い目標達成意欲と努力、顧客とのウィンウィンの追求である。途中 の軌道修正や高いストレス耐性も必要である。一番のポイントは「内罰(自責)思考」である。

 

  営業活動の問題点を、経験から感覚的に掴めていることも当然あると思うが、具体的な内容をアセスメントにより特定することも大切である。営業担当者自身の見方と上司が部下の営業活動を見た時のギャップもあるだろう。

  この機会にTABS「営業力調査」(営業担当者と上司への質問)を活用し、御社の課題の特定と解決への手掛かりを掴んでみてはいかがでしょうか。

                                                      (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

今月の視点 10月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2014年11月4日 火曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら