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2016年10月 「実りの秋・・・」

2016年10月1日 土曜日

 山間部で「米つくり」をしている私、先日稲刈りを終え、少し安堵している。朝5時に起きなくていいし・・・、天気(雨や台風)をさほど心配しなくてもいい・・・。5月の田植えから9月の稲刈りまで、実質5か月の労働ではあるが、実は前年の10月に田圃を耕しレンゲを撒くことから始まっている。

 米の生育・出来高に最も大きく影響するのは、「水」と「太陽」である。そもそも田圃に水を張れなければ田植えができないし、その後の育成環境は水田である。また、日照時間が足りないと、病気や害虫が発生して生育が妨げられるし、結実しない。

 確かに、投与する肥料の量や、除草や消毒等人為的な要素が収穫の多少に影響を及ぼす。しかし、それ以上に人を超越した自然の要素によって作柄の良否が決まる。

 この自然と、日々の人の働きによって成果(収穫)が得られるわけだが、それは知識ではなく知恵である。知恵とはアウトプット能力である。

 ビジネス世界における「人の育成」とは、アウトプットする能力を高めることである。知識を覚えさせるのではなく、知恵をつけさせるのである。知恵とは、複数の解決策から最適解を見つけ出し、それを言動によって解決することである。更にこの知恵のレベルを継続して上げていくには、そのための学習が、積み重ねた経験が必要である。

 私がアウトプットした出来立ての「新米」を、毎年100人ほどの恩人に送っている。この方々に喜んで頂くのが私の喜び、有り難き幸せである。

 私のアウトプットを私のためではなく、周りの人に、そしてこれからは次世代のために役に立てたい。

 

                                                ラーニング・システムズ株式会社

                                                代表取締役社長 高原 要次

 

今月の視点 9月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2016年8月31日 水曜日

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2016年9月 “還暦の年、感動の8月”

2016年8月31日 水曜日

 8月11日、高校時代の全体同窓会が開かれました。8月に誕生日を迎える私は、還暦同窓会でもありました。同窓会が故郷の鹿児島市内で開かれるのは、毎年8月のお盆が始まる前日あたりです。

会場は鹿児島を一望できる標高108メートルのホテルで、毎年大勢の参加で会が盛りあがります。今回はさすがに、たくさんの同期生が出席しました。十数年以上ご無沙汰していた親友との再会の喜びは懐かしさでいっぱいです。

  8月は、記念の年にふさわしい、本当に嬉しい出来事の連続でした。

 89歳の母が、2か月半の入院生活に終止符をうち、自宅から姉たちの介助で電話をかけてきてくれました。「もしもしお母さん?」『あら、もしもし佳子さん?どうして電話をしたんかな。わからんね~』「お母さん、もしかしてお誕生日のお祝いで電話してくれたんじゃないの?」

 『あ~そうだった、そうだった!おめでとう!!何歳になった?』なんて聞いてきましたが、とても嬉しかったです。

 義姉と義妹と、子供たちからの心のこもった手紙と還暦記念のプレゼント。

 娘婿からはなんと私の大好物の新鮮な鮑。思う存分堪能させてくれました!

 若い頃一緒の会社で働いていた、年下の女性からの、プレゼントと食事のお誘い。

 そして娘家族と私たち夫婦での旅行も8月でした。このメンバーでの一泊旅行は初めての事で、この時も皆で楽しい時間を過ごしました。

 8月最後の日には義妹から、食事のお誘いを受けています。

 

 還暦の「還」は「かえる」「もどる」という意味で、「暦」は干支を意味します。

 干支は本来、甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸の十干と、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支を組み合わせたものをいいます。60通りの組み合わせがあって、60年で干支が一回りし、生まれ年の干支に戻ることから、「還暦」というようになったようです。還暦に赤い物が贈られる由来は、赤ちゃんに還る(生まれた年の干支に還る)という意味と、赤は魔除けの色とされていたためです。

  一ヶ月で一生分のお祝いをいただいたような感動の連続、、、、、

 これからも古希にむけて健康に楽しく過ごしたいものです。そして、この素晴らしい感動を周りに還元したいと思います。

                                                          (原口佳子)

 

ラーニング・フォーラム2016 “勝つ組織、人づくりの極意”開催 ご報告

2016年8月3日 水曜日

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熊本震災復興支援サイト「かせするもん」を応援しています。

2016年8月1日 月曜日

今月の視点 8月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2016年8月1日 月曜日

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2016年8月 勝つ営業、成果の出る営業『Sales Performance System』② “売る営業から選ばれる営業へ”

2016年8月1日 月曜日

 前回の解決への手掛かりでは、勝つ営業、成果の出る営業になるために、SPS『Sales Performance System』の概要を以下の通りご案内した。

  『課題の特定』・・SSR(営業スキル調査)を活用し、営業担当者や組織の傾向、問題や課題を特定する。

  『基本研修の実施』・・成果を上げる営業担当者は営業活動プロセスを理解していることと、

   各プロセスにおける必要なスキルを修得している。その原理原則を学ぶ。

  『フィールドサポート(営業担当者の同行訪問)』・・営業担当者と一緒にお客さまを訪問する。

   基本研修で学んだスキルと実践のギャップをフォローする。

  『実践加速』・・実践ケースに基づいて、営業活動と面談スキルのステップアップを行う。

 この①~の繰り返すことで“行動変容”つながりパフォーマンス(言動品質)が上がる。

 今回は特に②と③で気になる傾向を中心に“売る営業から選ばれる営業”を意識して考えてみたい。

 ②基本研修や③同行訪問を実施していると、実際の言動(ロールプレイングやお客様の前で示す言動)では、“商品やサービスを売る”傾向が強く出ることが目につく。具体的な例を挙げると、お客さまへの質問の場面が特に顕著である。商品やサービスに関する質問に集中し、その背景や組織、会社全体に関する関心(質問)には拡がらない。従って組織ニーズや真の問題に行き当らず、結果的に売る側都合=自分が売りたい商品とサービス、の提案になってしまいヒット率が上がらない。私のビジネスの例を挙げれば、“研修ニーズなんかない、しかし、営業力を強化したい、というニーズはある”(“研修”に関する質問ばかりしていても、本来の問題に辿り着かない)ということである。お客様が“何故、どうして、何に困っているのか・・・”、関心を拡げ、質問によってその背景にある問題や課題を掴むことができれば、お客様側の問題解決につながる提案となり、ヒット率も上がってくる。

 組織では売上目標が掲げられており、数字を達成するために売りたがる言動になることは容易に想像できるし、営業スタイルが“売る営業からお客さまに選ばれる営業”に突然変わることが難しいことは理解できる。そのような意味でも、①~④を繰り返すことや基本研修のステップアップ、自分では気づいていないところを同行訪問でのタイムリーなフィードバックによって学ぶことができる。徐々に営業スタイルが変わり、お客様の反応の変化に気づき、成果につながることが実感できるようになると思われる。

 “お客さまから選ばれる”営業となるためには、お客様の立場に立った営業活動プロセス「信頼の確立」「問題の共有」「提案の説明」「不安の解消」を理解し、各プロセスで必要なスキル(例:関心を引く、信頼の要素、質問、不安解消のステップ)をとことん実践することである。

 “勝つ営業とは何に勝つ?” それは競合に勝つ=お客さまから選ばれることである。

 営業担当者の言動品質=パフォーマンスをエンドレスに上げていくSPSの展開、これからの営業力向上には欠かせないシステムではないでしょうか。

                                            (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

 

今月の視点 7月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2016年7月1日 金曜日

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2016年7月 「フロネティック・リーダー」

2016年7月1日 金曜日

 1905年5月27日、日本の連合艦隊がこの日対馬沖でロシアのバルチック艦隊を撃破した。「日本海海戦」である。もしこの日、日本が破れていれば、日本は滅亡していた。まさに旗艦「三笠」から司令長官東郷平八郎が発した「皇国ノ興廃、此ノ一戦ニ在リ。各員一層奮励努力セヨ」との指令通りである。

 今年の5月27日、私は玄界灘を見下ろす東郷神社の春の例大祭に参列した。宮司の祝詞を聞きながら101年前のこの日を想像し、改めて東郷平八郎のことを思った。戦闘が始まった「三笠」の最乗艦橋では、参謀の秋山真之が東郷に対し、司令塔に入るように頼んだが、「ここにいる」と言って動こうとしない。艦橋は、砲弾が飛び交い、炸裂した砲弾の破片が人間をなぎ倒す危険性が高い。東郷は、ここで指揮をし続けた。

 アリストテレスは、リーダーは「フロネシス」をもつべきだと述べている。その意味は賢慮、または実践的知恵と訳されるが、野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)はフロネティック・リーダーの能力要件として、①「善い」目的をつくる能力②場をタイムリーにつくる能力③ありのままの現実を直観する能力④直観の本質を概念化する能力⑤概念を実現する政治力⑥実践知を組織化する能力、の6つを挙げている。さらに軍事面では、3つに集約して、①刻々と移り変わる戦場のミクロの状況を理解する「現場感覚」②戦局をマクロに把握する「大局観」③適時・的確な指示を下す「判断力」としている。そうであれば、奇跡的な勝利をもたらし、この国を救った東郷平八郎は「フロネティック・リーダー」の最たる人物であろう。

 同じ日露戦争の陸戦は、どうであったか。象徴的なのは旅順攻撃・二〇三高地攻撃と奉天会戦であろうが、この戦いで最も有能な司令官は児玉源太郎であり、無能とされたのが乃木希典であろう。しかし、その無能とされた乃木が神社に祭られ、児玉神社は存在しない。乃木は、二人の息子をこの戦争で亡くし、その後学習院院長や昭和天皇幼少時の養育に携わり、明治帝大喪の日に殉死した。

 実在の人物が祭られている東郷神社(東郷平八郎)、乃木神社(乃木希典)、南洲神社(西郷隆盛)等、我が国の人々はその人の能力以上に人間性や徳を偲び、手を合わせるのではないだろうか。実は、その人間性や徳に根差したリーダーシップこそが本来の意味の「フロネティック・リーダーシップ」かも知れない。

 

                                                 ラーニング・システムズ株式会社

                                                  代表取締役社長 高原 要次

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーニング・フォーラム2016を開催します。

2016年6月26日 日曜日

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