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ラーニング・フォーラム2017を開催いたします。(予告)

2017年4月3日 月曜日

ラーニング・フォーラム2017を開催いたします。

詳細のご案内は5月1日に公開いたしますが、今回が20回目、ラストフォーラムなります。

皆様のご参加をお待ちいたしております。

1.テーマ  『学びの神髄』

2.日 時  2017年7月27日(木) 13:00~17:30

3.場 所  福岡国際会議場 国際会議室501

4.講 演  基調講演 株式会社イメージプラン 代表取締役社長 田口 佳史 様

 

 

2017年4月 「ワークシフト、ライフシフト」

2017年4月3日 月曜日

 『ライフシフト~100年時代の人生戦略~』という本が、大きな話題になっている。この本に、“今20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上生きる確率が半分以上ある”、“20世紀には、人生を「教育のステージ」、「仕事のステージ」、そして「引退のステージ」の三ステージに分ける考え方が定着したが、これからの社会では人々は生涯にもっと多くのステージを経験するようになる”と書かれている。

 先日、学校を卒業して35歳まで勤務した会社の上司から、当時のメンバーが集うので参加しないかとの誘いがあった。多くがすでに定年退職して所謂“リタイア”である。30、40年前、この会社では毎月100時間ほど残業し、多い時は200時間を超える月もあった。今ではブラック企業と呼ばれるかもしれない。しかし、この200時間のハードな仕事をやりとげたことが、自信や誇りとなり、その時の仲間は今でも続く人生の友である。

 我々の世代では「教育のステージ」から「仕事のステージ」に入ると、その入った会社で定年まで働き、退職金をもらって「引退のステージ」を過ごすのがモデルコースである。そして、より偏差値の高い大学が一流大学、上場一部の大企業が一流企業と称され、この一流を目指して頑張り、会社でもより上を目指して頑張る。

 今、“働き方改革”が唱えられ、長時間労働や残業が問題視されワークライフバランスや女性活躍社会がテーマになっており、時間と賃金、多様性と雇用形態、休暇や働く環境を見直す方向である。しかし、そもそもの前提に、日本の人口構造の変化と長寿社会(100年時代)を据えることが重要ではないかと思う。

 現在の日本の人口は1億2千7百万人。1966年に1億人を超え、これから30数年後の2050年頃に1億人を割る。1966年の65歳以上の割合は7%、

2050年は40%以上である。同じ1億人でも、その構造は大きく異なる。更に2050年には平均寿命は90歳を超えているであろう。

 『ライフシフト~100年時代の人生戦略~』の本の帯に、“こんな生き方をしてはいけない! 卒業後すぐに就職し、ずっと同じ会社で働こうとする。永続する企業を目標に起業し、すべてを仕事に捧げる。休日をレクリエーション(娯楽)にあてる。”と書いてある。結びは、長寿化を恩恵にするには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、学習・再学習を繰り返し、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟を持たねばならない、となっている。

                                                               ラーニング・システムズ株式会社

                                                               代表取締役社長 高原 要次

 

 

今月の視点 3月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2017年3月1日 水曜日

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2017年3月 “長寿祝い”

2017年3月1日 水曜日

 先日、以前から計画していた母の卒寿のお祝いをしました。

「お祝いの食事で、もうお店に予約してるのよ。行ったらとっても楽しいから!」と、当日まで毎日誘い続け、やっとお店に行った私たちでした。外食に消極的だった母でしたが、テーブルの上に並べられた料理の器や盛りつけに感激し、お店のおもてなしに喜んでいました。特に“宝楽割り”と名付けられた、福を呼び厄を払うと言われる料理が出てきた時は、ちょっとはしゃぐ可愛い母がいました。中にお料理が入っているのですが、塩で固めた外側のフタを、本人が木づちで叩き割るという趣向を凝らしたものでした。

  叔父や叔母によると、母は子供の頃から字が綺麗で、利発だったそうです。若い頃は役場で働いていて、周りからの評判も良かったそうです。そんな母から、学校の作文の添削をちょくちょくしてもらった記憶があります。他人にも隔てなく優しく、私が小学校の頃、親のいない黒人の友だちを家に連れて来たときは、おやつをたくさん作ってくれました。また大学時代にオーストラリアとフランスの留学生がホームステイに来てくれた時も、英語は話せないのに私より彼女たちと仲良くなっていました。母の生き方から学ぶ事がたくさんあり、尊敬できる人生の先輩だと思います。現在、週に2日デイサービスに通う母は、最近はよく俳句を作っています。今回帰省した時も、外の景色や事象に興味を持ち、ノートに俳句や詩などを書き留めていました。今でも字は上手です。

  卒寿とは満90歳の名称です。年齢を重ねるとその年に応じてさまざま呼び方がつけられていて、長寿祝いは特別なお祝いとして、長生きをしている人を敬い、感謝する意味を持っています。

良く知られているのは、名称で言うと、60歳が還暦、70歳は古希、77歳‐喜寿、80歳-傘寿、88歳-米寿、90歳-卒寿、99歳-白寿、100歳-百寿。その後は108歳-茶寿、111歳-皇寿または川寿、112歳-珍寿、118歳-天寿、120歳-大還暦、等。そして当てはめられている名称の漢字には、ちゃんと由来があります。ちょっとこじつけかなとも思いますが、調べてみると面白いものです。そして今回初めて知ったお祝いの名前が66歳の緑寿。これは2002年に日本百貨店協会が提唱したものです!数え歳の66歳が現役世代と高齢世代の節目となる年齢で、新たな社会活動への参画を促すスタートラインに位置づけられるからだそうです。

 平成27年の日本人の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳で、ともに前年より長生きになっているそうです。今の会話を忘れたり、杖を使って前かがみになって歩く母ですが、積極的にお便りも書いてくれますし、俳句作りを再開する前向きな姿に刺激を受けて帰って来ました。

 

                                                         (原口佳子)

今月の視点 2月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2017年2月1日 水曜日

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2017年2月 『Sales Performance System』④  “面談の実際”を見るフィールドサポート

2017年2月1日 水曜日

 勝つ営業、成果の出る営業になるためにSPS『SalesPerformanceSystem』のシリーズ最終として、③フィールドサポート(営業担当者の同行訪問)について採り上げる。

  SPSでは、①SSR(営業スキル調査)でスキルレベルの現状を把握し、②基本研修で営業活動に必要なアプローチスキルを修得する。その際、自分自身の経験と営業スキルレベルの結果を確認しながら、特にレベルの低い面談アプローチを意識してロールプレイングによってスキル練習する。一般的には、ここまでで“研修”として完了することが多い。ところが、現場に戻れば時間の経過とともに知識が薄れ、実践で活用が継続せずに営業成果に至らず、知識レベルで終わってしまうケースも多々ある。また、営業担当者の報告の内容と“面談の実際”が違っており、成果につながらないこともよくある話である。

 そこで、SPSでは、営業担当者のパフォーマンス(※パフォーマンス=求める成果に至る一連の言動)を上げることを目的に、③フィールドサポート(営業担当者の同行訪問)を行って“面談の実際”を見る、お客様の前で示す営業担当者の一つ一つの言動をスキルレベルで客観的に確認することを実施している。

弊社が同行訪問する際に期待できるメリットは3点、

  ①お客様の前で示す面談スキルのレベルが客観的に確認できると同時に、面談後のアドバイスがタイムリーにフィードバックできる。

  ②上司の同行訪問では、“面談の実際”が確認しにくい点も多いが(上司の同行訪問では、お客様は上司に向かって話す傾向が強い)、弊社の同行訪問では、営業担当者と面談をせざるを得ない状況をつくるため、面談の実際が掴みやすい。

  ③何よりも、“知識レベル研修”で終わらない。パフォーマンスを上げる仕組みとして動かすことができ、営業担当者の行動変容につながる。

  同行訪問をする際には、ターゲット先のアポイントを確実にとる、訪問の目的とゴール(目標)、そのための準備、質問内容や資料、次に訪問する際の目的を事前にヒアリングする。“面談の実際”を見ることはスキルの確認はもちろんであるが、営業活動そのものの品質向上のサポートにもつながる。学んだことと“面談の実際”のギャップを無くしていくことが成果につながるものと実感している。

  従来の“営業研修”で終わらず、確実に成果を出す、お客様に選ばれる、“勝つ営業”になるために営業活動をプロセスで“見える化”する、SPS『SalesPerformance System』は有効な仕組みではないだろうか。

                                            (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

今月の視点 1月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2017年1月5日 木曜日

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2017年1月 「最高の教育とは・・・」

2017年1月5日 木曜日

 先日、仲間七人で母校の大学に乗り込み、押しかけ講座を行った。「キャリア支援セミナー“がんばれ〇〇大学生”」というタイトルであった。企業の経営者や行政機関の長である我々七人が、後輩たちに私見を述べ、その後彼らと車座で対話するのである。双方にとって、刺激のある学び多き時間であった。

 「我々は、正しいことを言うわけではない、正しいと思うことを言うのである。我々自身が、経験し自分なりに辿り着いた考えの中から、諸君が学生生活を送るにあたって、就職に際して、これからの人生で、ヒントになるであろうことを話す。あとは自分自身で考えろ」というメッセージで始まり、各人のキャリア紹介を経て、“仕事への心構え”、“グローバル人材”、“地域貢献”、“ダイバーシティ”、“学びとは・・・”が第一部。場所を変え講師を囲んで車座になり、“講師の失敗談”、“就職や進路の悩みに関するアドバイス”を行うのが第二部。再度全体で集い、“わが社は、こんな学生が欲しい”、“〇〇大学の学生への期待と提言”と就職にフォーカスした部分が第三部。そして最後のメッセージは“しっかり学べ!”、“トライしろ(やってみろ)!”、“気概を持て!”という内容であった。

 ことの発端は、我々が学生に危惧する“答えを教えて下さいシンドローム”である。教科書を記憶することを「勉強する」と言い、〇×式で答え合わせをしてきた弊害である。重要なことは、“考える力”を養うことであり、“判断力”を身に付けることである。そうでなければ、ビジネス世界ではアウトプットが出せない。このことを言うために、我々七人は母校に乗り込み、手弁当でセミナーを行ったのである。

 ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が言っているが、“最高の教育とは、自分自身でいかに考えるかを、学ぶことである“。そして、我々七人は言う“人は人で磨かれる、人は仕事で磨かれる”と。

                                                                ラーニング・システムズ株式会社

                                                                   代表取締役社長 高原 要次

 

 

 

 

 

 

                                 マイケル・サンデル教授

今月の視点 12月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2016年12月1日 木曜日

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2016年12月 “大事な存在”

2016年12月1日 木曜日

 25年くらい前の事でした。美容室の椅子に座り、いつものように週刊誌をパラパラとめくっていくと、「ガン闘病と向きあって走る!」と云うような記事がありました。大きく取り上げられている記事でしたので、興味深く読んでいました。すると、その中のガン患者の男性が、なんと私の親友のご主人だと気づいたのです!衝撃的でした! 結婚後 東京で暮らしていた彼女とは、本当にご無沙汰していましたので、週刊誌を媒介に連絡を取る事になるとは夢にも思わない事実でした。心配で会いに行ったりしましたが、数年後に、まだ小さい愛娘と奥さん(私の親友)を残して逝ってしまいました。

  ご主人を亡くされた後、娘さんを連れて、ご実家の近くに引っ越して行きました。その後何回が会ったりしたのですが、いつの間にかまたハガキだけのやり取りになっていました。

 その彼女に、どうしても学生時代のサークル仲間に会わせたい催し物があったので、直接電話をかけてみました。すると「実は、昨日退院してきたばかりなのよ。脳脊髄液減少症という病気に罹ってしまい、トイレとシャワー以外は横になっていないといけないの。」と言うのです!

 体調を取り戻した彼女とやっと会えたのは、発症してから2年ほど経った頃です。昔と変わらない、目のぱっちりとした魅力的な彼女は、自分の歳を忘れるほど昔のままでした。明るい表情で、ウオーキングや山登りを再開したと話してくれました。病気だと聞いた時はとても心配で、手紙やメールで、仲間の情報を時々届けさせてもらいました。再会した時は、とても感激しました。

  彼女とは中学校からの同窓生ですが、親しくなったのは大学を卒業する頃からです。彼女の家は、大学の門の目の前にありました。お昼になると、もう一人の友だちと家にお邪魔して、一緒にお弁当を食べたり、料理したり、音楽を聴いたり・・・。ご両親もよく可愛がってくださいました。ビートルズの楽曲もたくさん知り、少しだけファンになったのも彼女の影響です。学部は違いましたが、サークルが一緒だったのと、同じ習い事を始めたり、同じバイト先で働いたりして、4年間を仲良し三人組で謳歌しました。

  親友がたくさんいてくださることは幸せです。色々な事情でいつでも会う事は出来ませんが、前向きの彼女に会うと、元気を貰えます。心の支えになる、いつまでも大事な存在です。

 今月は、学生時代の仲間たちとの会合に彼女を誘って、久しぶりに旧交を温めます。とても楽しみです。

                                                              (原口佳子)