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2018年度 GTD®公開講座並びに体験セミナーの日程が決定しました。

2018年4月2日 月曜日

2018年度、GTD®公開講座、体験セミナー開催日程が決定しました。

①GTD®体験セミナー 「働き方改革 生産性向上の秘策!」 >>詳しくはこちら

②GTD®公開講座   「ストレスフリーの仕事術」        >>詳しくはこちら

皆さまのご参加、お待ちしております。

2018年4月 「エンゲージメント」

2018年4月2日 月曜日

 「エンゲージリング」とは婚約時に男性から女性に贈る指輪であるが、文字通り結婚の“約束”であり、双方が一緒に生きていくという関係性の証である。企業と従業員との間の関係性においても、この「エンゲージメント」が重要な要素になってきているように思う。

 経済のグローバル化、IOT・AIはじめとする技術革新、労働人口の減少等企業環境は大きく変わり、日本企業の特質だった終身雇用や年功序列は崩れ、成果主義・能力主義に移行した。その結果、企業と社員との間の主従関係は崩れ、社員のロイヤリティは薄れてきた。逆に、CS(Customer Satisfaction顧客満足)と相対する概念としてのES(Employee Satisfaction従業員満足度)調査を行い、居心地の良い環境を与えようとしているが、優秀な人材の獲得・維持に苦労している。特に上昇志向が強く、キャリアアップやスキル向上を意識している優秀な社員は自身のキャリアプランに合った環境を求めて転職するようになり、多くの企業が将来を担う経営層候補の人材流出に頭を悩ませている。

 「エンゲージメント」とは“個人と組織の成長の方向性が連動している、つまりお互いに貢献しあえる関係”と定義される。砕けた表現をすれば“仕事におけるエンゲージメントとは、会社(組織)とそこで働く個人が幸せな結婚をしている状態かどうか”、ということである。因みにこの指数は、インド77%、米国59%、ドイツ47%、フランス45%、韓国40%、日本は31%だそうである。(IBMケネクサ社調査)

 日本人は、まじめで勤勉、しかし「仕事への熱意」が高いかと問われれば、それは疑問である。この「仕事への熱意」こそが「エンゲージメント」であり、言われたことを指示通りにこなす受け身のまじめさではなく、積極的に仕事に関わり、主体的に向きあう姿勢こそが社員に求められ、その環境を作ることこそが組織の責任である。具体的には、企業理念やビジョン、役割の明確化、ワークライフバランスの推進、タレントマネジメント等・・・。

 そもそも我が国では、その仕事をしたくてその会社を選んだのではなく、その会社に入ったらその仕事をすることになった、というケースが圧倒的に多かった。つまり就職ではなく、就社である。しかし、これからは大きく変わる。ワークシフト、ライフシフト、働き方改革・・・。その要点は「エンゲージメント」かもしれない!

                                                         ラーニング・システムズ株式会社

                                                           代表取締役社長 高原 要次

 

今月の視点 4月 「LEARNING SHOT」を更新しました。

2018年4月2日 月曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

【開催予告】2018年度 GTD®公開講座並びに体験セミナーを開催します。

2018年3月1日 木曜日

「働き方改革」、生産性改革、長時間労働の是正・・・、

GTD®“ストレスフリーの仕事術”が効果を発揮します。

2018年度、公開講座、体験セミナー開催を予定しています。

日程が確定次第、ホームページにてお知らせいたしますので、どうぞご期待ください。

今月の視点 3月 「くつろぎの空間」を更新しました。

2018年3月1日 木曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

2018年3月 “感 謝 状”

2018年3月1日 木曜日

 先月、日本ユニセフ協会から感謝状が送られてきました。

 世界中の子供たちの支援に使う目的で作られた「ユニセフ・マンスリーサポートプログラム」に10年を超えるサポートをしてくれたという理由からです。第2次世界大戦後、戦争のために親や家を失うなどきびしい暮らしをしなければならなくなった子供たちがたくさんいました。そうした子供たちを助けようと、1946年国際連合の第1回総会で『国際連合国際児童緊急基金(ユニセフ)』がつくられ、1953年に名前を『国際連合児童基金(ユニセフ)』にしました。振込に行かなくても募金できる方法として今のようなマンスリーサポートプログラムが開始されたのは1994年からです。

  封筒の中には、紙製の額縁に入った感謝状と、世界のこどもたちの様子を収めたフォトブックが同封されていました。感謝状等の発行は最低限に控えているけど、10年という大きな節目に際し、心からの敬意と感謝を伝えたいとのメッセージが書き添えられていました。今までに運動会や絵画展、書道展などで賞状を貰いましたが、「感謝状」は、子供たちが小さい時に‘母の日’にくれた記憶しかありません。ですから、“え~!、とっても嬉しい!”と素直に喜びました。

  ところで、日本の子供たちもユニセフに助けてもらったことがあるのをご存知でしょうか。若い方は知らない人も多いと思いますが、第2次世界大戦の後、食べるもの、着るものが無くて困っている時に、1949年から1964年までの15年間にわたり、給食用の粉ミルク、くすり、服の原料(原綿)などの支援をうけていたそうです。なんと総額65億円にもなったそうです。

現在は、190の国と地域で活動しているそうですが、日本では著名な方が親善大使等に任命されています。1984年に黒柳徹子さんがユニセフ親善大使に、日本ユニセフ大使には、1998年 アグネス・チャンさん、2007年 日野原重明さん、2016年 長谷部誠さんらがいらっしゃいます。

  「災害・復興支援」「医療・福祉」「子ども」「動物・ペット」「国際協力」等、誰かのため、何かのために出来る支援は幾つもあります。お世話になっている美容室がフィリピンの支援活動をしてらっしゃるので、昨日も少額ですが、寄付金箱に入れさせていただきました。毎日無事に過ごせることの感謝と有難みへの恩返しとして、出来る範囲で支援を続けていけたらと思います。

                                                                     (原口佳子)

 

2018年2月 人生100年時代 伸ばすスキルは“性格スキル!”

2018年2月1日 木曜日

 2014年2月に「パーソナリティ(性格スキル)を仕事に活かす手掛かり」として、弊社のNewアセスメントツール「Facet5」を紹介した。仕事で活用することを想定して開発された診断ツールであり、あれから4年が経過し、リーダーシップ開発、チームビルディング、キャリア開発他、目的や研修テーマに応じて様々な企業で活用頂いている。当時2014年1月20日付の日経新聞「経済教室」で慶應義塾大学 鶴光太郎教授が論じていた「性格力」、心理学の世界でいう「ビッグ5理論」と一致するものである。

 そして、2018年1月15日付の日経新聞「経済教室」で、再び「ビッグ5理論」が鶴教授によって論じられている。タイトルは“人生100年 伸ばせ「性格力」”である。

 安倍政権「人生100年時代構想会議」のメンバーにも起用されているリンダ・グラットン教授らの著書でもある「ライフシフト 100年時代の人生戦略」(2016年東京経済新報社出版)がまさに注目されている今、就業も70歳いや80歳まで見据える時代になり、年齢に関係なく変化に適応しながら学び続けることが重要になる。そのような時代にAIに代替されないような普遍的な能力やスキルは何であろうか?そのカギとなるのが“性格スキル(非認知能力)”というものである。

 性格スキルの5つの因子は「開放性(好奇心や審美眼)」「真面目さ(目標と規律を持って粘り強くやり抜く資質)」「外向性(社交性や積極性)」「協調性(思いやりや優しさ)」「精神的安定性(不安や衝動が少ない資質)」となっている。種々の研究では、人生の成功で特に重要な役割を占める「真面目さ」「精神的安定性」「協調性」は10代の伸びよりも20代、30代の伸びが大きい。つまり性格スキルは、大人になってからも年を重ねてからも伸ばしていける能力である。

 では、その5つの因子を客観的にどう判断(診断)し、何を手掛かりに伸ばしていくか、その診断ツールとして弊社が提供しているFacet5により“性格スキル”を的確に掴むことができる。

5つの因子の呼び方は多少異なるが、

  ①意思=「開放性」

  ②エネルギー=「外向性」

  ③配慮=「協調性」

  ④自律性=「真面目さ」

  ⑤情動性=「精神的安定性」  で診断する。

5つの因子について、10段階の物差しで客観的に把握し、その5つの因子間の組み合わせやデータとの比較により、仕事に関連する傾向や強み、能力開発領域、マネジメントガイド等を明確にアドバイスしてくれる。自分自身のパーソナリティ=性格特性を鍛えるためのヒントを十分に得られるものとなっている。

 人生100年時代、人生3ステージ(教育・仕事・引退)の時代は終わり、長生きすることは仕事の期間が長くなることでマルチステージに変わっていく。どんな仕事でも、どんな道に進んだとしても性格スキルを伸ばすことができれば、100年時代の人生戦略が上手く実現していくのではないだろうか。

 Facet5はこちらから

                                                      (パフォーマンス・コンサルタント 菊池政司)

 

 

緊急告知! GTD®「特別公開講座」開催のお知らせ

2018年1月30日 火曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

今月の視点 2月 「解決への手掛かり」を更新しました。

2018年1月30日 火曜日

こちらからご覧いただけます。 >>詳しくはこちら

2018年1月 「広がるアジア、縮む日本」

2018年1月4日 木曜日

 先般、ベトナムを旅した。夫婦で、途中長男も合流しての8日間の縦断旅行。最も驚いたのはオートバイの大群、最も気に入ったのがBIA HOI HANOIというビヤホール(居酒屋)、最も違和感を感じたのは「ベトナム戦争証跡博物館」で陳列された戦車やヘリコプターを、アメリカ人の若者とベトナムの中学生が一緒に見学している姿。そして、国の“活気”を肌で感じた。

 ベトナムの面積は33万平方キロ(日本は37万平方キロ)、人口は約9,500万人(日本は1億2,700万人)で、ちょうど日本を一回り小さくした国の大きさである。ただし、平均年齢(正確には中央年齢)は29.8才、日本は45.9才で世界1位である。さらに、ベトナムの経済成長率は少し鈍化したとは言うものの2016年は6.21%、日本は1.03%である。

 町中に若者が溢れ、2人乗り3人乗りのバイクが大群をなして走り、ビルの建設ラッシュ、ホーチミン市では地下鉄工事が始まっている。国名は、ベトナム社会主義共和国であるから共産主義国家のはずだが、実態は資本主義で競争社会、日本からも多くの企業が進出し製品を作っている。

 我々が旅した一週間後に中部の都市ダナンで、APEC(アジア太平洋経済協力)の首脳会議が開かれた。このダナンの町だけで5つ星ホテルが43軒あり、国際会議は勿論世界の富豪たちがリゾートに来るそうな・・・。

 翻って日本、この20年間GDP(国内総生産)は500兆円代で横ばい。2010年には中国に抜かれて世界第3位になったが、いまや中国のGDPは日本の3倍、これからますますその差は広がる。アジアの金融センターは既にシンガポールに移り、世界企業の東アジア拠点は東京ではなくシンガポールになっている。

 更に嘆かわしいのは、日本の教育水準。例えば、世界大学ランキング(2018年)を見てみると、アジアのトップはシンガポール国立大学で22位、中国の北京大学が27位、清華大学が30位、東京大学は7つランクを下げて46位である。因みに200位以内に中国は7校、日本は東京大学と京都大学の2校のみである。

 “広がるアジア、縮む日本”、この国の明日が心配・・・、胸が痛む。

 

                                                         ラーニング・システムズ株式会社

                                                           代表取締役社長 高原 要次